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動画生成AIプロンプトの書き方|Veo・Runway・Klingで使えるカメラワーク指定と例文

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動画生成AIの出力が「なんか違う」となる原因の8割は、カメラワークと時間軸を指定していない ことです。

静止画と違い、動画には「カメラがどう動くか」「何秒間で何が起きるか」という次元が加わります。ここを空欄にすると、AIが勝手にカメラを振り回し、酔いそうな映像や意図しないズームが生まれます。

この記事では、画像・動画生成AIプロンプト完全ガイド の5要素フレームワークを動画向けに拡張し、Veo・Runway・Kling・Pixverse などで使える実践的な書き方を解説します。

動画プロンプトの基本構造 = 5要素+カメラ+時間

【主題】何を・誰を映すか+シーンの中で起きること
【スタイル】シネマティック / ドキュメンタリー風 / アニメ調 など+色調
【構図・カメラ】ショットの種類+カメラの動き(固定 / パン / ズーム / ドリー)
【描写】光・時間帯・場所・天候・質感
【技術指定】長さ+アスペクト比+動きの速さ+避けたい要素

画像生成と決定的に違うのは【構図・カメラ】と【技術指定】の中身です。順に見ていきます。

カメラワーク用語集 — これだけ覚えれば足りる

動画生成AIはカメラ用語(英語)をよく理解します。日本語プロンプトでも、カメラワークだけ英語を混ぜるのが実務的です。

用語動き使いどころ
static shot(固定)カメラを動かさない商品説明、落ち着いた印象。迷ったらまずこれ
pan(パン)首振りのように左右に振る風景の見渡し、空間の広さを見せる
tilt(ティルト)上下に振る建物の高さ、人物の全身紹介
zoom in / out画角を狭める / 広げる注目の誘導、状況説明からの導入
dolly(ドリー)カメラ自体が前後に移動被写体への没入感。zoomより自然な寄り
tracking shot被写体を追いかけて並走歩く人物、走る車
aerial / drone shot空撮俯瞰の全景、スケール感
handheld(手持ち風)微細な揺れドキュメンタリー感、臨場感
slow motionスローモーション液体・髪・布の動き、ドラマチックな瞬間

1シーンに指定するカメラの動きは1つ が原則です。「パンしながらズームして最後にドリー」のような複合指定は破綻しやすく、実写の撮影現場でも避けられる動きです。

Before / After で見る動画プロンプト

Before(情報不足)

新作スニーカーがかっこよく見える動画。10秒くらい。

これでは「かっこよく」の解釈も、カメラも、場所も、すべてAI任せです。

After(5要素+カメラ+時間)

【主題】コンクリートの床に置かれた白いハイテクスニーカー。誰も履いていない単体の物撮り
【スタイル】シネマティックなプロダクト広告映像。ハイコントラストで質感重視
【構図・カメラ】ローアングルのクローズアップから、slow dolly around(被写体の周りをゆっくり回り込む)
【描写】暗いスタジオに一条のスポットライト。埃が光にきらめく。背景は黒
【技術指定】8秒、16:9、動きはゆっくり、文字・ロゴ・人物は入れない

English version(英語推奨ツール向け)

A single white high-tech sneaker on a concrete floor, product showcase.
Cinematic product commercial style, high contrast, focus on material texture.
Low-angle close-up, slow dolly around the subject.
Dark studio with a single spotlight, dust particles glowing in the light, black background.
8 seconds, 16:9, slow movement, no text, no logos, no people.

日本語で設計→英語に変換の流れは、画像・動画プロンプト診断 を使うと自動化できます。診断すると改善版が日本語+英語のセットで返ります。

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業務シーン別の実例

1. SNSショート動画(縦型)

【主題】朝のオフィスでコーヒーを片手にPCを開くビジネスパーソン。窓の外は朝焼け
【スタイル】明るく爽やかなライフスタイル映像、実写風
【構図・カメラ】アイレベルのミディアムショット、static shot(固定)
【描写】朝の柔らかい逆光、レンズフレア控えめ、暖色トーン
【技術指定】6秒、9:16(縦型・リール用)、ゆったりした動き、文字なし

縦型(9:16)の指定を忘れると横型で生成され、作り直しになります。用途とアスペクト比はセットで書く 癖をつけましょう。

2. 商品PR動画(Webサイトのヒーロー背景)

【主題】ガラスのボトルに注がれる琥珀色の液体、跳ねる水滴
【スタイル】高級飲料のCM風、シズル感重視
【構図・カメラ】マクロのクローズアップ、slow motion
【描写】黒背景に逆光気味のリムライト、液体の透明感を強調
【技術指定】5秒、16:9、ループ再生を想定し最初と最後が似た構図、文字なし

Webのヒーロー背景は 「ループを想定して最初と最後を似せる」 指定が効きます。

3. 採用・会社紹介

【主題】ガラス張りの会議室でホワイトボードを囲んで議論するチーム
【スタイル】ドキュメンタリー風、自然な色調
【構図・カメラ】ワイドショット、slow tracking shot(廊下側からゆっくり並走)
【描写】昼の自然光、オフィスの奥行きを見せる、活気があるが落ち着いた雰囲気
【技術指定】8秒、16:9、特定人物の顔のアップは避ける

4. 不動産・店舗の空間紹介

【主題】陽の入るカフェの店内。カウンター、木のテーブル、観葉植物
【スタイル】空間紹介のプロモーション映像、実写風
【構図・カメラ】アイレベル、slow dolly forward(入口から奥へゆっくり進む)
【描写】午後の自然光、木の質感と緑を強調、人物なし
【技術指定】10秒、16:9、一定速度、看板の文字は避ける

「入口から奥へ進む」ドリーは空間紹介の定番で、内見の疑似体験になります。

動画特有の落とし穴

  1. 文字・ロゴの崩れ: 動画生成AIは文字の描画がまだ苦手です。テロップは編集ソフトで後載せし、プロンプトでは「文字なし」を明示するのが安全です
  2. 人物の顔の一貫性: 同じ人物を複数カットで維持するのは難易度が高い領域です。人物は「後ろ姿」「シルエット」「手元」で構成すると破綻しにくくなります
  3. 速すぎる動き: 指定がないとカメラも被写体も動きすぎる傾向があります。「slow」「ゆっくり」を明示するだけで品質印象が大きく上がります
  4. 物理法則の破綻: 液体・布・髪など複雑な動きは破綻が出やすいので、複数回生成して選ぶ前提で計画してください

まとめ

  • 動画プロンプト = 5要素+カメラワーク+時間軸
  • カメラの動きは 1シーンに1つ。迷ったら static shot か slow dolly
  • 長さ・アスペクト比・「文字なし」 は毎回書く。事故防止の三点セット
  • 日本語で設計し、英語推奨ツールには英訳して渡す

書いたプロンプトがどこで減点されるかは、画像・動画プロンプト診断 の「動画生成」モードで確認できます。カメラワークの欠落も指摘され、改善版が日本語+英語で返ります。

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